2023年9月2日の記事から「足」の重要性について私の視点で共有させてもらっています。
「足」は立った姿勢だと唯一地面に接している部位であり、活動する上で必要不可欠な機能が多くあります。
本日は「足」の3つの主な機能の2つ目、体重移動機能について深掘りしていきます。
※足の裏、足の趾を含めた足首から先の部分を「足」と表現します。
ウォーキングにおける体重移動
ウォーキング(移動すること)の本質は体幹を足の上の乗せてそれを前にスムースに運ぶことにあります。
この体幹を運ぶという動きは姿勢をまっすぐに維持ししながら、股関節・膝関節が伸びる動きが必要となりますが、「足」はその土台(支点)として大きな役割を担っています。
※ウォーキングの際の股関節・膝関節の動きについては以下にの記事も参考にしてください。
足くびの背屈可動性
上記した体重移動には足くび(足関節)の背屈可動性が重要です。
背屈は立って足の裏が地面に着いている状況では脛が前に倒れる動きとなります。
背屈の大きな可動性にはふくらはぎ~アキレス腱や足くびの前側の柔軟性が必要となります。
※足くびの柔軟性のセルフチェックの方法を過去に記事で紹介していますので参考にしてください。
背屈制限の弊害
足くびの背屈可動性が低下すると体幹をスムースに前に運ぶことができなくなります。
そのことによって様々なからだの部位にストレスが加わります。
●「足」ねじれストレス
背屈可動性が低下するとつま先を外に向けて歩いてしまい易くなります。これは結果的にイラストのような足のねじれストレスとなり、足の裏の胼胝(べんち)や外反母趾の進行の原因となります。
●股関節、腰へのストレス
背屈可動性が低下すると体幹が前に運べなくなるため、体幹の突っ込みや骨盤の横ブレが伴い易くなります。これが腰の張り感や股関節痛の原因となります。
おわりに
「足」の機能を基盤としたスムースな体重移動はストレスの少ない動きにとても重要です。
「足」は体の一番下にあり地面と接しているため、からだの重みや地面からの衝撃をダイレクトに受けています。
ダメージが蓄積されやすい部位ですので、日々のコンディショニングは必須と言えるでしょう。
足くびのコンディショニングについてはこのテーマの後半でお伝えします。
次回は「足」のバランスコントロールについての内容です。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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