前々回、前回に引き続き一般の方々が疑問に思われているからだの現象にについての話をしていきます
本日は
「もみ返しってなんで起こるの?」
です。
もみ返しとは?
本日解説する「もみ返し」とは整体院やマッサージ店で施術を行った翌日に感じる痛みや重だるさのことを指しています。
老若男女多くの方に生じる症状で疑問に感じている方も多いようです。
施術中は気持ちいいのに、なんで翌日痛くなるんですか?
生じても良い痛みなのでしょうか?
対処方法は?
などなど様々な質問を良くいただきます。
神経の構造
もみ返しを解説する前に本ブログで何度も触れている神経についておさらいです。
神経はからだ全身の細部のまでくまなく存在しています。
特に皮膚、筋肉と皮膚の間(脂肪層)、筋肉と筋肉の間に多く分布しています。
そして、神経や神経周りには「栄養を送る細い血管」が存在しています。
この神経・血管に何らかの負荷が加わることによって、もみ返しの症状も含めた痛みやしびれが生じていると考えています。
なんでもみ返しが起こるか?
私は、
血管が圧迫されることによる血行不全(循環トラブル)が原因と考えています。
過剰なストレッチや強い指圧マッサージによって神経周囲の小さな血管が容易に圧迫され血行が悪くなることが知られています。
施術で血行が悪くなった状態で…
寝る姿勢でさらに血管が圧迫され…
翌日首や腰が痛い。
これがもみ返しのメカニズムではないかと考えています。
解決方法
●弱い刺激で症状のある場所をマッサージ
柔らかくつまんだり、さする程度の弱い刺激で与えると血行が改善され、同時に神経やその周辺の組織の柔軟性が高まり、もみ返し症状の改善に繋がりやすいです。
おわりに
指圧や過剰なストレッチなど強い刺激は気持ちいいですしなんとなくからだがほぐれた感じがします…。
しかし、かえって逆効果になる場合もあります。
弱い刺激でも十分に症状改善や柔軟性向上の効果があることを知り、適切なコンディショニングを行っていきましょう。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント