前回の記事で社会的な視点から「どう衰えていくのか?」をお伝えしました。
今回は身体的な視点からどう衰えていくのかを皆さんに共有していきます。
歩行スピード
歩くスピードは60歳を境にだんだんと遅くなっていきます。
また50歳を境に歩幅も狭くなり、からだの揺れも多くなると言われています。
駅から徒歩〇分の表示は時速4.8㎞で計算されていると言われています。
この時速4.8㎞が歩行スピードが遅いか早いかのおおよその目安になります。
駅から徒歩5分の表示の場所に5分でたどり着けれるか試してみましょう。
筋力
握力と膝を伸ばすふとももの筋力は50~60歳を境に低下していきます。
また、健康な方でも50歳以上になると誰でも一年に2%筋力が落ちるというデータもあるようです。
単純計算で5年で10%、10年で20%です…。
健康な方でもそれぐらい落ちますので、ケガや病気・手術などきっかけがあると著しく筋力低下が起きると考えています。
ふとももを含めた足の筋力の低下は椅子や床から立つなどのスクワット要素の動きにあらわれます。
¨よっこらしょっ¨と立つ頻度が増えてきたら足の筋力低下のサインかもしれません。
バランス
私が最も注目しているのはバランス能力です。
中でもは目を閉じた状態での片足バランス時間は著しく低下し、40代と比較し60代では一気に1/3、80代では10%以下となってしまいます。
このバランス能力の低下は身体への微細なストレスや転倒による骨折に関与することが予測されますので大きな課題となると考えています。
まとめ
本日の内容をまとめると歩行スピード、筋力、バランスいずれも機能も50~60歳を境に低下していきます。
このことから健康を維持するために病気になる前の機能低下が起き始める50~60歳から意識を変える必要があると言えるのではないでしょうか。
前回と今回で
どう衰えていくのか
を社会的、身体的な視点から話をしてきました。
お伝えしたデータを踏まえて健康のためにみなさんの意識や行動が変わると良いなと思っています。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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