私たちはどう衰えていくのか?①

記事

これまでnaopopoブログでは姿勢やウォーキングなど

健康

に関わる事について私の視点で解説をして参りました。

また、ご依頼をいただき不定期で開催している健康講座では実技を交えた講演を行い大変満足を頂いております。

その中で参加者さんや主催者さんから自分のからだが

「どう衰えていくのか」

が分かると、健康増進への関心や運動意欲が沸くのではないか

という貴重な意見を頂きました。

このため本日から2回にわたり社会的かつ身体機能的な視点から私たちの健康やからだがどうなっていくかをまとめましたのでみなさんに共有したいと思います。

高齢化率

まずは社会的な視点から。

高齢化率とは(65歳以上の高齢者人口の割合)のことです。

日本の高齢化率は2019年時点で28%となり、2040年には35%を超えるという試算になっています。

これは世界一位の高齢化率で、日本は名実ともに?超高齢化社会です。

要介護、要支援者の割合

次回の記事で詳しく説明しますが、加齢によって様々な機能に衰えが生じ、日常生活に支障をきたし、何らかの支援・介護が必要となります。

そのための政策として、要支援・要介護制度、介護・福祉サービスがあります。

この認定を受けた方は2000年200万人から2021年700万人と訳10年で3.5倍となっています。

要介護・支援になる理由

要支援・要介護なった原因をみてみると一位は認知症(18.0%)ですが、私が着目しているのが関節疾患・骨折・転倒の割合です。

関節疾患・骨折・転倒の割合を合算する22.3%となり認知症をしのぎます。

そして、要支援1になった原因の中でも関節疾患と骨折・転倒を足した割合は31.4%となります。

健康寿命と平均寿命

平均寿命とは「0歳における平均余命(いわゆる寿命)」のことを言い、

健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間(いわゆる元気に生活できる寿命)」のことを言います。

平均寿命と健康寿命の差は男女ともに約10年ぐらいとなります。

健康増進においてこの健康寿命と平均寿命の差を縮めることが最重要課題と言えるでしょう。

まとめ

上記をまとめると

認知症と骨関節疾患(いわゆる整形外科の疾患)を未然に予防し、健康寿命を延伸させることが重要と言えるでしょう。

このことを踏まえると骨関節疾患の学びに時間を割いてきた私にできることはまだまだあるなと感じています。

次回は私たちからだが身体機能的な視点から「どうなっていくのか、どう衰えていくのか」を解説していきます。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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