最近知った
「リコンディショニング」
という概念がとても重要と感じたのでみなさんに共有します。
リコンディショニングとは
慢性外傷や怪我の後遺症、疲労などにより十分に競技能力を発揮できない競技者の運動能力回復を目的に行われる統合的な取り組みの事を指すそうです。
現在、仕事で小・中・高校生のスポーツ選手(以下ジュニアアスリート)と関わることが多いですが、¨リコンディショニング¨ができる環境が整っていないのではないかと感じます。
多くのジュニアアスリートは練習・試合スケジュールやチーム状況(選手が足りないなど)のため,ケガをしても患部が十分に治癒するまで治療を受けられず,患部の治癒が不十分なまま競技活動を再開するケースがほとんどではないでしょうか。
ジュニアアスリートによってはケガをしても医療機関を利用せず,痛みや不安定感を我慢している場合もあるでしょう。
このようなジュニアアスリートの患部は治癒が不十分なため後遺症が残す可能性があり、患部をかばう動きも生じ,患部外の部位に二次的外傷発生を引き起こす危険性もあります…。
また、ジュニアアスリートが医療機関を利用しても,スポーツに理解が低い医療機関ではスポーツ活動再開までのフォローが困難で,日常生活動作レベルに支障が無ければ治療終了とされ,その後はスポーツ現場や家庭に委ねられるケースが多いはず…。
指導者・両親もこのような競技者の競技再開までの段階的な練習メニュー作成や指導は不得手であり,メディカルサポート体制が充実していないスポーツ現場では,スポーツ活動再開に必要な身体的機能が整わないまま,ジュニアアスリートの自己判断で練習への参加が決定されているのが現状です。
スポーツに理解がある医療機関でも現場の指導者との連携は限界があり、私も歯がゆい思いをしています。
このジュニアアスリートを取り巻く現状をなんとかしたい…。
リコンディショニングには医学的知識に基づいた評価と治療技術が求められるとされていますので、私たち理学療法士にできることはまだまだあるはず!
今後、コツコツ知識を増やし、技術を磨いて、¨リコンディショニング¨が多くのジュニアアスリートに提供できる環境を作りたいと思っています。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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