前回の記事から¨パワーポジション¨についての内容となっています。
パワーポジションとは準備動作・姿勢から実際の競技(や活動)に移る瞬間の姿勢のことを言います。
身体にため込まれるエネルギーが最大になる状態にあり、集中力が高まり、様々な環境に対応できる状態と考えています。
本日はパワーポジションと筋力について私の考え方を共有します。
パワーポジションと筋力
前回の記事でパワーポジションは骨盤の前傾(股関節屈曲)で作られることが必要であることをお伝えしました。
なぜ骨盤前傾が必要かというと筋力発揮において有利な状況になるからです。
タックル動作を例に体幹の筋力で説明していきます。
上図に示すように筋肉な適切な長さにおいて筋力を発揮できます。
伸ばされすぎても縮められすぎても筋力は弱くなります。
上記写真のように骨盤前傾ではなく腰椎の過剰な前弯だと腹筋は伸ばされ、背筋は短くなります。
反対に腰椎の過剰な後弯だと腹筋は短くなり、背筋は伸ばされます。
どちらの状況も体幹の筋力発揮を妨げる状況となってしまいます。
腰椎の適切な彎曲を保ちながら骨盤前傾でパワーポジションが作られることで体幹の筋力発揮が可能となります。
おわりに
今回はパワーポジションにおける筋力発揮を体幹を例に話をしましたが、どの部位も基本的には考え方を一緒です。
しかし、各競技特有の動きや環境によってより筋力は発揮したい部位が違うためパワーポジションの形も若干異なります。
このため常に適切なパワーポジションの探求が必要と考えています。
次回はパワーポジションとバランスについて深堀していきます。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント