2024年9月28日の記事から¨パワーポジション¨についての内容となっています。
パワーポジションとは準備動作・姿勢から実際の競技(や活動)に移る瞬間の姿勢のことを言います。
身体にため込まれるエネルギーが最大になる状態にあり、集中力が高まり、様々な環境に対応できる状態と考えています。
本日はパワーポジションとバランスについて私の考え方を共有します。
パワーポジションとバランス
前回の記事でパワーポジションは骨盤の前傾(股関節屈曲)で作られることが必要であることをお伝えしました。
なぜ骨盤前傾が必要かというとバランスコントロールにおいて有利な状況になるからです。
ヒトは身体は構造上、重心が高いほうがバランスコントロールしやすいです。
上図のように腰椎の前弯が強まり骨盤が過剰に前傾したり、腰椎の後弯が強まり骨盤が過剰に後傾すると重心が低くなってしまいます。
適正な骨盤前傾を保ち重心が高い位置をキープすることで上手にバランスをとることが可能になります。
また、骨盤の過剰な前後傾は重心の偏りを生んでしまいます。
適正な骨盤前傾を保つことで前後左右いろんな方向への動きが可能となります。
おわりに
今回はパワーポジションにおけるバランスへの影響についての内容でした。
私は学童期にスポーツ選手と関わることが多いですが、普段の姿勢そのままに背中が丸まり骨盤後傾している子やいわゆる良い姿勢を意識しすぎて骨盤過前傾している子が非常に多いと感じています。
スタートダッシュやスイング動作など技術練習と平行してパフォーマンス発揮の際にタイミング良くパワーポジションを取る練習も必要と感じています。
次回は適正なパワーポジションを作るための柔軟性について話をしていきます。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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