からだに良いウォーキングで健康増進 【実践目標】

記事

2023年4月8日の記事から4回にわたり「からだに良いウォーキング」についてお話をしてきました。

「からだに良いウォーキング」についての記事の最終回となる本日は「実践目標」についての内容です。

からだに良いウォーキングを理解していただいたみなさんには、今日からさっそくウォーキングを実践してもらいたいと思います。その際に以下に共有する研究を参考に歩数や強度の目安にしていただければと思います。

中之条研究

群馬県中之条町の65歳以上の5000人を対象に、日常の身体活動と病気予防の関係についての調査研究。

日常の運動頻度や時間、生活の自立度、睡眠時間、食生活などに関するアンケート結果や一部の対象者の24時間365日の身体活動状況(身体活動計を用いて歩数と速歩き時間を計測)のモニター結果を解析。

【出典】地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 運動科学研究室長 青栁幸利

※協力:株式会社健康長寿研究所

 http://kenju-jp.com/

1日8000 歩と 20 分の運動が目標!

中之条研究では歩数と中強度の活動時間の関係性により、予防できる病気・病態を分類しています。

そして、運動の目安として大切なことは、歩数(量)だけでなく、活動時間(質)が重要であるとし、具体的には1日8000 歩に20 分の運動(中強度の運動)が含まれていると多くの病気・病態を予防できるのではないかという報告がなされています。

中強度のウォーキング

中之条研究では20分の運動を中強度と位置づけています。

しかし、1日20分のウォーキングというのはこれからウォーキングを始めるという方にとってはハードルが高いと感じます。

私は中強度の運動として以下のポイント意識して5~10分のウォーキングから始めると良いのかなと思います。

・心地良い息切れが感じられる

・額、背中、胸に汗がにじむ

・歩きながら会話ができる、歌が口ずさめる

徐々に時間を長くしていき最終的には20分を目指しましょう。

そして、中之条研究において12000歩以上、中強度 40 分以上の活動は、健康を害する可能性があるということが報告されていることも知っておきましょう。

おわりに

現代では車社会が発達し歩行をする機会が減ってしまいましたが、この流れは今後増々拍車がかかると思っています。空を飛ぶ車が行きかう社会もすぐそこなのかもしれません。

私はからだに良いウォーキングやその効果を皆さんに知ってもらうとともに、楽しく継続してウォーキングができる仕組みづくりも大切かなと思います。

私が楽しいと感じるウォーキング(運動)のキーワードは…

・友達やパートナーと一緒に!

・音楽(おもしろい話)を聞きながら!

・知らない場所(昔懐かしい場所)で!

この3つを満たせば自然と顔が上がって姿勢も良くなり、リズム・テンポも出てくる気がします。みなさんも自身に合った仕組みを作ってウォーキング(運動)を楽しみましょう!

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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