ヒトはなぜ歩くのでしょう?
そりゃ移動するため!と思った方がほとんどかと思います。
しかし、
健康で長生きするために歩行をする
ということもみなさんが歩く理由として意識することではないでしょうか?
健康増進=ウォーキング?
健康のためになにかをしようと思い立った時にまず最初に行うのがウォーキングという方は多いと思います。
健康増進の基本=ウォーキング
といって過言でないかもしれません。
実際、生活習慣病、認知症、身体機能の維持・向上などさまざま観点から歩行の効能について研究で報告されています。
私は健康増進講演でウォーキングについてお話をする機会がありますが、身体機能の維持・向上に関する効果を強調してお話します。
このブログではその内容を深堀りして共有していきます。
からだに良いウォーキング
からだに良い歩行をすることで加齢によって衰え易い柔軟性、筋肉の機能、バランス能力の維持・向上が期待できます。
からだに良い歩行には以下の3つのポイントがあります。
「姿勢がまっすぐ」
「後ろの一歩が大きい」
「リズム・テンポが良い」
●姿勢がまっすぐ
ヒトのからだの全重量の60~70%は体幹部分(図の青の部分)が占めます。この体幹部分がどのように足に乗るかで足へのストレスが決まります。姿勢が曲がったまま足に乗ってしまえば、足にはストレスが加わってしまいます(次回説明)。
●うしろの一歩が大きい
ウォーキングはうしろの一歩がスムースに出ることで推進力が生まれます。また、前の一歩とうしろの一歩が交互に繰り返されることで筋肉の緊張とゆるみが生じ、血流の循環を促すことができます。
加齢によってひざや股関節が硬くなるとうしろの一歩が小さくなってしまいやすいことも知っておきましょう。
●リズム・テンポが良い
上記の2つを満たすと自然とウォーキングに良いリズムとテンポが出てきます。リズム・テンポの良い動きはからだへのストレスが少なくなります。動きカドがあり一瞬止まってしまうようなリズム・テンポの悪いウォーキングはからだのどこかに負担がかかってしまいます。
次回から上記3要素をそれぞれ深堀していきます。楽しみにしていてください。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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