2023年4月8日の記事でからだに良い歩行の以下の3つのポイントを挙げました。
「姿勢がまっすぐ」
「うしろの一歩が大きい」
「リズム・テンポが良い」
本日は3つ目の「リズム・テンポが良い」について深堀していきます。
※リズム:特定の調子で繰り返されるもの。
3拍子、4拍子など。
テンポ:物事のスピードのこと。BPM。
リズム・テンポが良いウォーキングは躍動感が感じられます。ウォーキングにおける躍動感は前回の記事で解説した適切な筋肉の緊張の変化(緊張‐ゆるみ)によって作られると考えています。
良い姿勢を意識しすぎた、力が入りっぱなしのウォーキングはいけません。反対に肩が下がったり、腰が曲がって力が抜けっぱなしも躍動感がでません。
筋肉の適切な緊張とゆるみが行われるためにはうしろの一歩がしっかりと出ることが重要であることを再度強調してお伝えします。
ストレスが少ないまるい動き
まるい動きはテンポの狂いがありません。反対にかどがある動きはテンポが狂います。
まるい動きとはスムースな左右の体重移動によって作られると考えています。
かどがある動きは一方の足がついた瞬間にからだが外に傾くことやお尻が横に逃げてガクっと止まってしまうような動きのことを指します。このような動きはからだへのストレスも大きく、良いウォーキングとは言えません。
ウォーキング中の意識
●肩の力を抜き、遠くを見る
肩に力が入り緊張しっぱなしで躍動感が出ない方が多いため、リラックスして景色全体を視野に入れながらウォーキングをしましょう。
●「トン・トン・トン」
ヒノの…というCMが頭をよぎりますが…。
「イチッ・ニッ、イチッ・ニッ」のリズムだと「ニッ」の所で動きにかど出やすいです。
「トン・トン・トン、タッ・タッ・タッ」などのオノマトペを意識しウォーキングをしましょう。
骨盤足踏みエクササイズ
ウォーキングのリズム・テンポが良くなる骨盤足踏みエクササイズを紹介します。
・手を骨盤に当て足に圧をかけるようにして
行う。
・ひざを伸ばしたまま行う。
・からだが左右に傾かないように行う。
おわりに
リズム・テンポを良好にすることはウォーキングに限らず、日常の動きやスポーツ動作などにも共通し良い影響をもたらします。
しかし、リズム・テンポを良好にするということはとても奥が深い…。からだの機能だけでなく、動きのイメージやタイミングなど様々な要因が重なり合いはじめて動きにリズム・テンポが生まれると考えています。
今後も良いウォーキングとはなにかということを追求していき、新しい発見があれば随時みなさんに共有していきます。
次回はからだに良いウォーキング【まとめ】の回にしたいと思います。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント