前回の記事で
「関節を守る」
ために関節包の機能と深層筋の収縮が重要であることを理解しイメージできたかと思います。
本日は深層筋の収縮の工夫とコツを共有します。
深層筋は収縮を促しにくい?
深層筋はからだの深層かつ関節の近くを短く走行します。
このため、自身で収縮を触知しにくく、使いにくいという特徴があります。
逆に浅層筋はからだの浅層かつ関節との距離が遠く複数の関節をまたいで長く走行するため、(無意識で)使いやすい特徴があります。
このことから深層筋の収縮を促す工夫として以下の2点が重要と考えています。
●筋肉を縮めた肢位で収縮する
●弱い負荷で運動する
筋肉を縮めた肢位で収縮
筋肉には縮められると収縮しにくくなるという原則があります。
深層筋は短く、浅層筋は長いため、筋肉を縮めた肢位にもってくるとその影響は浅層筋に大きく、浅層筋は収縮しにくい状況にできます。
そうすることで深層筋の収縮が促しやすくなります。
弱い負荷で運動する
浅層筋は関節からの距離が遠くテコが効くため運動の際に使いやすいです。
これは負荷が大きくなるとより顕著となります。
深層筋は弱い負荷でも十分に収縮を促せます。
軽くゆっくり持続的な運動を行うことで深層筋を活動させることが重要です。
おわりに
深層筋と浅層筋の特徴が見えてくると、むやみやたらに強い負荷をかけて行うトレーニングにはどれほど意味があるのかを考えざるを得ないのではないでしょうか。
私は上記の工夫や自重でのトレーニングで十分にからだのコンディショニングは可能と考えています。
強い負荷のトレーニングが必要ないというわけではありませんが、浅層筋・深層筋どちらを狙っているのか目的を明確にする必要があるかもしれません。
今後どこかで実際のコンディショニング・トレーニン方法を皆さんに共有できればと思います。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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