前回、自身の姿勢のタイプの判別方法、硬くなりやすい部位、エクササイズをお伝えしました。
しかし、自分の硬い部位の柔軟性を維持・向上できたとして…
その部位を意識し、俗に言う「良い姿勢」を取ろうとすると…

イラストのように過緊張姿勢を作ってしまう方がほとんどです。
このように、姿勢のズレを意識的に修正することはかなり難易度が高い…。
そんなときに意識してほしいポイントを本日は共有します。
座り姿勢意識のポイント

・骨盤(仙骨)を垂直に正す
・みぞおちを正面に向け、頭を体幹の上に乗
せる
・遠くを眺めるように意識する
立位の姿勢意識のポイント
●タイプ1

おしりを少しひく意識を持つ
●タイプ2

股関節を広げる意識を持つ
●タイプ1・2共通

・耳の後ろの骨(乳様突起)を上に引き上げ
る
・みぞおちを上げる

・肩の力を抜き、リラックス
・あごを軽く引く
・遠くを眺める
重要なこと
上記した姿勢意識のポイントを四六時中意識することは不可能に近いです。
私は活動中(無意識)の姿勢はある程度悪い姿勢でも良いと思っています。
気づいたときに真のまっすぐ姿勢に戻れるかがとても重要になります。

トイレに入ったとき…
水を飲むとき…
1時間に1回…
などきっかけやルールを決めてその時に真のまっすぐを意識することから始めてみましょう。
おわりに
本日紹介した「真の姿勢まっすぐ」の意識ポイントはすべての人に良い影響をもたらすとはかぎりません…。
呼吸がしやすい!
スムースに歩ける気がする!
リラックスできる!
などといった感覚が得られた方はその意識を継続すると良いでしょう。
逆に過度な緊張、違和感、動きづらさ感じる方は自身に合った意識を模索していきましょう。
全6回にわたり「真の姿勢まっすぐ」について話を進めてきました。万人に共通する理想的姿勢はなく、無意識でとる姿勢変化させることは容易ではありません。姿勢タイプを知る、タイプ別のコンディショニング、姿勢意識など提案してきましたが、今後も「姿勢」探求しより良い情報をみなさんに共有できればと思っています。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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