前回の記事で、私の考える姿勢の改善に重要なこととして、
脊柱を中心とした可動域が保たれていること
を挙げました。
可動域を保つために、以下に解説する姿勢の分類と自身がどの姿勢の傾向があるか、どこの可動性が低下しやすいかを知りましょう。
からだの横面から観察
ヒトは横面の進化が大きいです。
このため、姿勢はからだの横面の位置関係を捉え、姿勢の傾向を吟味する必要があると考えています。
姿勢は骨盤の前後のズレによって大きく2タイプの姿勢に分かれます。
●タイプ判別方法●
壁を背にして壁から一足離れたところに立ちます。リラックスし少しずつ後退りします。
先に背中が触れたあなたはタイプ1です。
先におしりが触れたあなたはタイプ2です。
タイプ1 骨盤前タイプ
このタイプは骨盤が前にズレて、胸椎が丸まりやすい特徴があります。また、下位腰椎の曲げも硬くなりやすいです。
タイプ2 骨盤うしろタイプ
このタイプは骨盤がうしろにズレて、腰椎が丸まりやすい特徴があります。また、股関節の反らしも硬くなりやすいです。
タイプ1・タイプ2 共通して硬くなりやすいところ
両タイプいずれも頭部がからだに対し前にズレやすくなります。アゴが上がり頭部のうなずき可動性が硬くなりやすいことを知っておきましょう。
おわりに
みなさんはどちらのタイプの傾向がありましたか?
自身の姿勢は意外とイメージと違っていたり、知らず知らずに内に特定部位の硬さを作ってしまいます。自分のタイプを知り、硬くなりやすい部位を中心としたエクササイズをコンディショニングに取り入れていきましょう。
次回はタイプ別のエクササイズを紹介します。自宅でできる簡単なエクササイズですのでぜひ参考にしてみてください。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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