【国民病肩こり その④】 ストレスとエクササイズ

記事

2023年11月11日の記事で国民病である「肩こり」はヒトの構造、社会的な背景を踏まえるとヒトの宿命と言え、この事実を前提にコンディショニングを行っていくことが大切であることをお伝えしました。

そして、前回、前々回の記事で「肩こり」の病態(何が痛いのか)と症状を緩和させるマッサージと運動を共有しました。

本日は「肩こり」の原因となる「ストレス」とついての内容です。

また、それを踏まえたエクササイズを紹介します。

肩こりのストレス 頭部前方位姿勢

肩こりのストレスの原因はイラストのような体幹に対し、頭が前に位置している頭部前方位姿勢と考えています。

元々ヒトはボウリングの玉程の重量がある頭部が前に倒れる負荷が加わる構造をしています。

これを支えるためにが首すじ~肩の皮膚や筋肉には伸長ストレスや緊張が強いられ続けており、頭部前方位姿勢はこれを助長します。

この状況が長時間続くことにより循環トラブルや摩擦ストレスを生み、肩こりが発症すると考えています。

体幹の上に頭部を乗せる

頭部前方位姿勢を改善するポイントは

「体幹の上に頭部を乗せる」

ことができる可動性を維持することと考えます。

頭部前方位姿勢がストレスになることを理解しても、四六時中意識することはかなり大変です。

気づいた時にストレスの少ない姿勢を意識しリセットすることが非常に重要です。

ストレスの少ない姿勢に戻れなくなることが問題となってきますので、そのために必要な可動性を維持しましょう。

このことは過去に姿勢についての記事でも触れていますので合わせて参考にしてください。

※おさらい記事

肩こり対処に必要な柔軟性

●あごを引く:頭部屈曲

●首の根本を反らす:下位頸椎伸展

●胸を反らす:胸椎伸展

 

おわりに

頭部前方位姿勢が肩こりのストレスになることをイメージしながら紹介したエクササイズを行うと非常に効果的です。

ご自身の現在の柔軟性に合わせて無理のない範囲で行い頭頚部・胸椎の可動性を維持・向上していきましょう。

頭部前方位姿勢は本日お伝えした可動性の問題だけでなく様々要因に目を向ける必要性もあります。

次回、このことについて話を進めていきます。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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