【コンディショニングのための基礎知識①】ヒトの構造は異常だらけ?コンディショニングとからだの構造

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ひざや腰に痛みはないし、体も柔らかいし…私にコンディショニングなんて必要ないでしょ!……と思っているあなた!声を大にしていいましょう!

みなさんが立って生活している以上からだのコンディショニングは必須です。

本日はコンディショニングの根幹となる

4つ基礎知識の内の1つ目【からだの構造】

についての内容です。

正常でありながら異常?

ヒトは立っているだけで異常。

だからコンディショニングは絶対必要です。

この考え方をみなさんにはもってもらいたいと思っています。

※骨・関節構造の視点から考えていますの     で、生物学的な「ヒト」という表現します。

少し言い換えるとヒトは構造上立って活動するだけで体に負担がかかります。

例えば股関節…

股関節は大きな可動性を有し、バランスコントロール、衝撃吸収、体重移動などヒトが動く際に重要な機能を担っています。

しかし、前と横と上は骨がむき出しになっており構造上安定しているかと言われればそうではありません。

この不安定さを補うために靭帯や筋肉が存在しますが、そういった組織には負担がかかり続けているわけです。

このように正常と言われる構造でも実は物体としてみると不安定なのです。こういった構造はからだのいたるところにあります。

ヒトまだまだ進化の途中

ヒトは2本足で立つということにおいてビギナーです。上記しましたが骨・関節の未熟な構造も多い…。

このことは人類の進化の歴史からひも解くことが可能です。※諸説あり

ヒトが2足直立となり歩行を始めて600万年が経過しました。

進化の歴史から見るとこの600万年という期間はめっちゃ短いのだそうです。

これを分かりやすく表現したコスミックカレンダーというものがありますが、

地球の誕生を1月1日とし今日までの365日を1年で換算すると生命の誕生が2月中旬でホモサピエンス誕生はなんと12月31日23時37分と換算されるのだそうです。

この事実をふまえるとヒトまだ進化の途中で骨・関節構造が未熟であることにも納得がいくのではないでしょうか?

おわりに

今日では健康分野における様々な研究が進み、正常や目指すべき機能が明らかになりつつあります。

しかし、私は異常な中での正常という認識も忘れてはならないと思っています。

正常を目指すことも必要ですが、痛みの軽減やより楽に動けるようなることを主眼においてコンディショニングを行うことも大事だと思います。

次回はコンディショニングの根幹となる4つ基礎知識の内の2つ目【痛みの病態】についてお話します。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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